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cymbal-cleaning

シンバルのお手入れと言えば、布で乾拭きをしたり、専用のクリーナーを使うのがスタンダード。

しかし、乾拭きでは汚れが中々取れず、専用のクリーナーは取り扱いが難しい

特にクリーナーは、用法を間違うと薬液の跡が残ったり、ロゴが全て消える場合もあるので、余程の汚れで無ければ避けたいところ。

そこで、手軽できちんと汚れも落ちるクリーニング方法としてオススメしたいのが、

「メラミンスポンジによる水洗い」

くすみや手垢など、表面の汚れはこれだけで充分落ちますし、少々汚れが強い場合は中性洗剤を併用するとより洗浄力が上がります。

何より、専用クリーナーは結構お高いですが、メラミンスポンジなら100均で手に入るという低コストさが嬉しい。

それでは、実際にシンバルを洗ってメンテナンスしてみましょう。

動画版も作成しました!

シンバルを洗うのに必要な物

ちょうど、40〜50年前のシンバルを手に入れましたので、撮影に協力してもらいました。

洗う前のシンバル

全体に色が暗く、くすんでいますね。半分は金属の経年変化、半分は汚れのためといったところです。

このシンバルの汚れ具合なら、数分あれば洗浄できます。(金属の経年変化や侵食までは戻せませんが

洗うのに必要なものはこれだけ!

【必要なもの】

▶︎ メラミンスポンジ(100均でOK)

▶︎

▶︎ 拭き取り用の紙か布(今回はティッシュで拭いた)

▶︎ 中性洗剤(場合による)

 

この後、シンバルは浴室に連行されます。

注意!
洗面台で洗うと、金属で擦られた跡が洗面ボウルに付いて中々落ちません。
私の場合は、浴室の床か、お風呂椅子の上で洗っています。
浴室の床でも跡が付くことがありますが、こすればすぐ落ちます。
床の材質によっても変わってくると思いますので、慎重にやる場合はビニールなり敷いて養生しておくと安全だと思います。
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シンバルの洗い方

まず、シンバルに水をザッと掛けます。後はひたすらメラミンスポンジで磨くだけ。

手順がシンプルで、あまり言う事がないのですが、汚れている部分は若干手応えがザラザラするので、それを目安に全体を洗っていきます。

青サビ(緑青)が付いていたり汚れが多い場合は、スポンジや水が青みがかっていきます。

洗う前のスポンジ
洗う前のスポンジ
洗っている途中のスポンジ
洗っている途中のスポンジ
注意!
こすり過ぎると、「Zildjian」や「SABIAN」などのメーカーロゴも消えてしまいます。
あれはただの黒インクで、強めに撫でただけでも薄くなるので、ロゴ周辺は慎重に洗ってください。
また、ブリリアント仕上げと呼ばれる、元がピッカピカのテッカテカのシンバルでは試した事がありません。
もしかしたら、艶消しになってしまうかもしれませんのでご注意を。

 

途中水で流したり、汚れが強い場合はスポンジを交換しつつ、ひたすらゴシゴシ。

スポンジや水に汚れが付かなくなったら、すすぎます。

水ですすいだ後は、早目にきっちりと水気を拭き取ってください

ここまでで作業完了。今回は、全工程で5分程度の作業時間でした。

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シンバル洗浄の前後比較

洗う前のシンバル
洗う前のシンバル

 

洗った後のシンバル
洗った後のシンバル

 

元々経年変化で金属が変色しているので、ちょっと分かりにくいですね!

古いシンバルなのでピカピカという訳にはいきませんが、一皮剝けた様な明るさは出ていると思います。

シンバルのクリーニングはするべきか しない方が良いか

シンバルのクリーニングをするかしないかは、各人の志向するサウンドにもよります。

シンバルの汚れは、ミュートの役割をし、主に高音域を抑える効果もあります。

その為、枯れた音を求めるドラマーの中には、全く手入れしないという人もいます。

逆に、高域成分が欲しかったり、ピカピカのシンバルで見栄え良くしたい人は、マメに手入れした方が良いでしょう。

ただし、磨き過ぎると元々のサウンドが変化しかねないので程々に。場合によっては、ロゴマークどころかシンバル表面の溝も薄くなっていきます。

 

私の場合は、どちらかと言うと枯れた音のシンバルが好みではありますが、サウンドは経年で変化すれば良いと思っています。

通常のメンテナンスは乾拭き程度。実際洗うのは、汗や指紋が多く付いた時や、中古のシンバルを手に入れた時くらいです。

 

何れにせよ、洗浄により音が変わる可能性がある点は留意してクリーニングを行ってください。