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2つのスタイル 「マッチド」と「レギュラー」
スティックの持ち方(構え方)は大別して2種類あります。
左右対称にスティックを持つ「マッチドグリップ」。
左右で異なる「レギュラーグリップ(トラディショナルグリップとも呼ぶ)」。
レギュラーグリップは若干取っ付きにくいので、特別こだわりがなければマッチドグリップで良いと思います。
基本的なドラムスティックの持ち方
それでは、具体的にどのようにスティックを持てば良いのか解説していきます。
といっても、難しくありません。簡単に言うと、スティックを持って指を添えるだけです。
【STEP1】スティックの1番跳ねるポイントを持つ
標準的な長さのドラムスティックならば、最も跳ねるポイントはスティックの手元端から12.5cm~13cmくらい(端から1/3程度)にあることが多いです。
実際にこのポイントを指でつまみ、練習パッドでも生ドラムでも床でも、ある程度硬さのある場所を叩いてみてください。
スティックを握りしめていなければ、スティックが跳ね返ってくるはずです。
この跳ね返ってくる感触を覚えましょう。
【STEP2】親指・中指・人差し指で保持する
STEP1の跳ねる箇所を親指・中指・人差し指で囲むように持ってみてください。
力を入れずふわっと持つのがポイントです。
このとき、それぞれの指を結ぶと三角形が描けるくらいの位置関係になります。
【STEP3】薬指・小指を加える
次に薬指と小指をスティックに当ててみましょう。
握り締めず、添えるだけ。スティック自体にあまり力を込めず、表面の摩擦で保持する感覚です。
片方の手でやってみたら、左右の手で同じように持ってみてください。
この状態が、基本的なスティックの持ち方です。まずはここからスタートしましょう。
他にも柔らかい音を出すときの持ち方や、ガツンとしたアクセント音を出したいときの持ち方などがありますが、もう少し後の段階で触れます。
基本的な持ち方については以上ですが、ドラムは手先だけで叩くものではありません。
手先だけで叩いてはダメという事ではないのですが、スケールの小さい演奏になりがちです。
さらに腕・肘・肩・体の動きを組み合わせて演奏するのがポイントですが、それぞれの動作については叩き方の話のときに解説していきます。